yonige
ヨニゲは大阪府出身のガールズロックバンド。
次にオススメしたいバンドはyonige。現在は2名での活動ですが、サウンドはギターボーカル、ベース、ドラムスのスリーピース態勢です。
彼女らの歌詞は、賛否両論かもしれませんが、My Hiar is Bad や クリープハイプと同系統のものを感じます。ストレートでガツンとくる歌詞、というよりは、気持ちを揶揄したり遠回しな表現が多く、聴く人それぞれの解釈ができるような歌詞が特徴的です。ストレートでなく、一聴しても意味がわからないような歌詞だからこそ、何度も聴いてしまう。そして自分自身で解釈することによって更に曲を深く知ることができるのです。
特に「coming spring」に収録されている”アボカド”という楽曲では、アボカドを心に見立てたような歌詞が非常におもしろく、つい聴きこんでしまいます。PVに出演している女性達がみんな素敵なことも個人的には好印象。
演奏もガールズバンドとは思えないほど力強く、繰り返す歌詞もとても耳に残ります。メンバーもとても個性的で、バンドが好きな人には魅力的なガールズバンドに見えること間違いなしです。
FINLANDS
フィンランズはあまり見かけないギターとベースのみの女性2ピースロックバンドです。
彼女らのサウンドの特徴としては、まずギターボーカルを務める塩入冬湖のギターの演奏力、歌唱力でしょう。
女性がボーカルを務めているバンドといえば、丁寧に歌い上げるイメージを持たれる方もいるかと思いますが、塩入冬湖は非常に力強く歌います。そして、彼女の歌声の特徴は、歌の途中に「キュッ」とした喉を締め上げる時に出る声。伝えづらいのですが、歌の表現として、息まじりの声を出すこともできれば、喉を締め上げることでアクセントを出すこともできます。その緩急が非常に心地よいです。
魅了的な声であると同時に、この歌声は好き嫌いが分かれるかと思います。そのキュッとした声があまり聞きなれず、聞きにくいなと感じる人もいるでしょう。しかし、冒頭の力強い歌声に魅了され何度か曲を聴いているうちに、そのキュッとした声が歌の中で良いアクセントとなっているなと感じらようになってきます。スルメ曲ならぬスルメ声です(笑)。
また、ベースコーラスのコシミズカヨの演奏力も忘れてはいけません。YouTubeなどで楽曲を聞いてみていただきたのですが、ぜひ良いヘッドホンやイヤホンをつけて聞いてみてください。重低音フェチにはたまらない気持ちいい、癖のないベース音が聞こえてくるかと思います。
最後にFINLANDSのおすすめアルバムですが、2016年7月13日に発売されたファーストアルバム「PAPER」をオススメします。個人的に、この素晴らしいバンドに出会えたきっかけとなる”ウィークエンド”という曲が1曲目に収録されています。もし機会があるのであれば一度是非聞いてみてください。あなたも必ず私と同じ衝撃を受けるはずです。